著者
原 直人 蒲生 真里
出版者
公益社団法人 日本視能訓練士協会
雑誌
日本視能訓練士協会誌 (ISSN:03875172)
巻号頁・発行日
vol.48, pp.9-15, 2019 (Released:2020-02-28)
参考文献数
12

恒常性内斜視症例が増加するとされる中、斜視発症のメカニズムを近見反応の適応・学習から考察した。近見反応で重要な性質は、(1)輻湊―調節間クロスリンクが存在するため、調節により輻湊反応が、輻湊により調節反応が起きる、(2)近見反応は極めて環境に適応学習しやすいということである。近方視ばかりを長時間、繰り返し行う視環境となった変化に、近見システムそのものが適応するのであろう。また遠方視が必要とされない視環境であるので、開散運動しないことが現在の内斜視を発症させる1つのメカニズムと考えている。peri-personal spaceに対する近見反応の適応とともに、遠見視・開散の不必要による遠見無視から現代の内斜視について考えてみた。

言及状況

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@nakaboshi_sma 「斜視の原因はスマホを近距離で長時間見ること」 とありますが、部屋のルクスは関係ありますか?? またこれに関する論文はございますでしょうか?? ってこの人リプ欄見ないから自分で論文検索したほうが早いな。あった論文 医療情報は論文と眼科医の意見で判断だ。https://t.co/zs42kdpjwU
@d39n97 ですね、はっしーさんがほぼ答えをくれました!
@Gandhi_optician 参考になるかわかりませんが… https://t.co/m5QDRiEdC3 仰られている調節-輻湊のクロスリンクについて詳しく書かれています
@Luffy1610 「考えの違いを楽しむ」のも大事やけど、その答えはちょっと投げやりちゃう?笑 自由だけじゃなくて健康も保障してあげて スマホ使用等による近視やら斜視やら、最近見たやつ https://t.co/TedtYD9UCN https://t.co/qnemhAI2La https://t.co/ICniWUQOPn https://t.co/ekmECwX7rC

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