著者
青柳 翔太 泉 良太
出版者
一般社団法人 日本作業療法士協会
雑誌
作業療法 (ISSN:02894920)
巻号頁・発行日
vol.42, no.3, pp.319-327, 2023-06-15 (Released:2023-06-15)
参考文献数
46

本研究の目的は,認知機能障害者のQOLに対して,ADL,作業適応,性格特性がどのように影響するのかを検証することである.対象者は回復期リハビリテーション病棟に入棟している87名とした.横断研究デザインを用い,先行研究に基づいて作成した仮説モデルを構造方程式モデリングで検討した.結果,最終モデルの適合度はCFI=0.927,RMSEA=0.051となった.標準化係数はADLからQOLが0.56,作業適応からQOLが0.54となり,有意となった.認知機能障害者のQOLに対して,作業適応の向上を図ることが,ADLの向上と同程度の影響を与えることが明らかとなった.

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『作業療法』2023 年 42 巻 3 号 p. 319-327 [原著論文]回復期リハビリテーション病棟における認知機能障害者のQOLに対するADL,作業適応,性格特性の影響 ─構造方程式モデリングを用いた検討─ https://t.co/xzKraj2g60

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