著者
小地沢 将之 田村 渓介
出版者
公益社団法人 日本都市計画学会
雑誌
都市計画論文集 (ISSN:09160647)
巻号頁・発行日
vol.56, no.3, pp.657-664, 2021-10-25 (Released:2021-10-25)
参考文献数
7

本研究は、将来的に児童遊園が適切に更新されていくための課題を整理する。児童遊園と都市公園が隣接して整備された経緯は、市当局へのヒアリングを実施したが不明だった。そこで、私たちは現地調査、文献調査、管理者へのヒアリングなどを実施した。その結果、児童遊園は児童厚生施設の園庭の役割を持っていること、ならびに自治体の乏しい財政により児童遊園が更新できていないことが明らかになった。この問題の解決のためには、児童厚生施設を含めた公共施設との一体的なリニューアルを行う必要があると私たちは結論付けた。

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児童遊園の数はピークから半減、更新にも課題、と。 こどもの居場所がどんどんなくなるなぁ。 https://t.co/RHinlwnHvO https://t.co/2EiovXngFu
長野市の遊園地(公園に似た遊び場)の廃止問題、市が独自に民地を借り上げてきた仕組みだが、本来であれば厚労省の児童遊園の枠組みが機能していれば、制度設計に自治体が苦労しなくてもよかったはず。1980年から減少し始めた児童遊園とは?何が課題か?こちらでどうぞ。 https://t.co/Q7DwtkvDvW

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