著者
加藤 欣也
出版者
日本眼光学学会
雑誌
視覚の科学 (ISSN:09168273)
巻号頁・発行日
vol.36, no.3, pp.40-44, 2015 (Released:2015-12-09)
参考文献数
3

収差は理想結像からのずれである。理想結像は次の3条件を満たす。  1)点物体は点像を形成する。  2)光軸に垂直な平面物体は平面に結像する。  3)光軸に垂直な平面図形の像はそれと相似な図形となる。  収差には単色収差と色収差の2種類ある。球面収差,コマ収差,非点収差によって像がぼけ,像面湾曲と歪曲収差によって図形の像は歪む。これらはザイデル収差と呼ばれ,単色収差である。  色収差は媒質の屈折率が波長の関数になるため生ずる。色収差には軸上色収差と倍率色収差の2種類ある。  正弦条件は収差ではないが,コマ収差をなくすためにレンズにとって非常に重要である。それは,β=n1sin u1/(n2sin u2)ここで,βは横倍率,n1,u1とn2,u2はそれぞれ物空間,像空間における,屈折率と光線の傾き角である。

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