著者
山中 英生 亀井 壌史
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集D3(土木計画学) (ISSN:21856540)
巻号頁・発行日
vol.71, no.5, pp.I_623-I_628, 2015 (Released:2015-12-21)
参考文献数
15

国土交通省・警察庁が2012年発出した自転車ガイドラインでは自転車走行空間のネットワーク整備を推進するため,多くの街路において,車道部の活用を基本方針としており,自転車専用通行帯に加えて,自動車速度が低く,交通量の少ない道路では,車道部でのマーキングや指導帯等を用いて,車道混在形態の整備を進めることが示されている.しかし,我が国の自転車の利用者にとってこうした車道走行の安全感確保の視点からの評価に関して十分な研究はない.本研究では,走行中の自転車から,追越していく自動車の速度,離隔を計測することができるプローブバイシクルを開発し,安全感のプロトコル調査と組み合わせることで,自動車に追い抜かれる時の安全感モデルを開発した.

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山中 英生・亀井 壌史 (2015) プローブバイシクルを用いた車道走行自転車の安全感評価モデルの開発 https://t.co/iCD3UiiKH6 車に追い越される際の恐怖感のモデル化を試みた研究ですが、「被験者はスポーツサイクルを日頃から利用している男子学生1名(22 歳)である」。

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