著者
清水 美恵
出版者
一般社団法人 日本小児看護学会
雑誌
日本小児看護学会誌 (ISSN:13449923)
巻号頁・発行日
vol.27, pp.49-56, 2018 (Released:2018-07-31)
参考文献数
21
被引用文献数
3

本研究は、アレルギー疾患をもつ思春期にある子どもの病気経験の語りからアレルギー疾患患児のレジリエンスの特徴を明らかにすることを目的とした。アレルギー疾患児22名を対象に、半構成的面接を実施し、質的分析を行った。分析の結果、【病気を受容できない自分】【親へ依存している】【将来への不安】【他者から理解されない】【良好な対人関係を形成する】【支援を受ける】【病気の自己管理ができる】の7つの主要カテゴリーを抽出した。アレルギー疾患をもつ思春期の子どもは、病気の不安や恐怖を抱え、さらに、病気と病気がもたらす結果から生じる不適応な出来事を経験していることから、病気の自己管理の継続や病気の受容、対人関係の良好さを促進する支援が重要であることが示唆された。

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#読了 #小児看護 #研鑽ジャーナル 「アレルギー疾患をもつ思春期にある子どものレジリエンスの特徴」 https://t.co/jIEYNQ3OpJ アレルギーを持つ小児の場合、病気を否定的に認識している傾向がある。思春期の子供の場合、他者との比較の中で病気のせいで自分を卑下する場合がある。

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