著者
溝口 史高 上阪 等
出版者
日本臨床免疫学会
雑誌
日本臨床免疫学会会誌 (ISSN:09114300)
巻号頁・発行日
vol.35, no.1, pp.69-74, 2012 (Released:2012-02-28)
参考文献数
31
被引用文献数
1 1

近年様々な生理的・病的状態におけるmicroRNAの役割が明らかになってきている.特に免疫におけるmicroRNAの役割については詳細な検討が進められている.関節リウマチにおけるmicroRNAの報告は,免疫系における役割が報告されていたmiR-146とmiR-155が炎症性滑膜組織に発現することが報告されて以降,様々なmicroRNAの発現が病態に関与する可能性が報告されてきている.関節リウマチにおけるmicroRNAの役割についてはまだその一部が明らかとなったにすぎないが,今後さらに詳細な検討がなされることにより,新たな治療標的やバイオマーカーとしての役割が明らかとなることが期待される.

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