著者
安田 日出夫
出版者
一般社団法人 日本透析医学会
雑誌
日本透析医学会雑誌 (ISSN:13403451)
巻号頁・発行日
vol.51, no.2, pp.129-133, 2018 (Released:2018-02-28)
参考文献数
19

AKIの次世代バイオマーカーのうち, L-FABPとNGALが本邦で保険収載されているが, 臨床現場での利用が限られているのが現状である. AKI治療ガイドとしてのバイオマーカーが確立していないことが最も大きな要因と思われる. 近年, AKIに対する腎代替療法 (RRT) の適切なタイミングでの開始が生命予後を改善することが示されており, RRT導入予測バイオマーカーが確立できれば, 臨床応用が進む可能性がある. 本稿では, 次世代バイオマーカーの概略を解説し, 治療ガイドとしてのバイオマーカーの可能性を検討する.

言及状況

外部データベース (DOI)

Twitter (1 users, 1 posts, 7 favorites)

ながたか先生にお送りした文献) AKI・急性腎不全の早期診断マーカーの開発 日腎会誌 2010;52(5):566-571. https://t.co/rRZLeZmOan AKI 次世代バイオマーカーの可能性 透析会誌 51(2):129~133,2018 https://t.co/WaliGA9XJM

収集済み URL リスト