著者
小林 由佳 吉澤 重克 金子 誠二 清水 敏克
出版者
一般社団法人 日本環境感染学会
雑誌
日本環境感染学会誌 (ISSN:1882532X)
巻号頁・発行日
vol.31, no.3, pp.158-164, 2016 (Released:2016-08-18)
参考文献数
10
被引用文献数
2 1

現在,消毒剤として広く使用されている次亜塩素酸ナトリウムに比して,人体への影響が少なく,有機物存在下でも殺菌効果が期待できる亜塩素酸水について,Escherichia coli (E. coli)の殺菌効果とネコカリチウイルス(feline calicivirus: FCV)の不活化効果およびその濃度と効果との関係を検証した.  亜塩素酸水は有機物としてのウシ血清アルブミン(bovine serum albumin: BSA)存在下でも,殺菌・不活化効果があり,この時の遊離塩素濃度と殺菌・不活化効果に高い相関性が認められた.  さらに,亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムを,有機物としてのBSAと接触させ,接触前後の遊離塩素濃度の推移並びに溶液に対するE. coliの殺菌効果およびFCVの不活化効果を検討した.  亜塩素酸水のBSA接触後の遊離塩素濃度は,30分以上の接触時間でほぼ一定となり,残存遊離塩素は40~70%であった.高濃度の次亜塩素酸ナトリウム溶液でもBSAと30分間接触後の遊離塩素は激減した.  亜塩素酸水はBSA接触後,E. coliおよびFCVに対する有効な殺菌効果およびウイルス不活化効果が確認されたが,次亜塩素酸ナトリウムではそれらが認められなかった.  亜塩素酸水は次亜塩素酸ナトリウムと比較して有機物との共存下における遊離塩素濃度が高く,有機物存在下でも消毒効果が期待できる薬剤であると考えられた.

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何だかな。NEM時と同じで適当な鵜呑記事にしか見えない。 その理由として下記のような論文ある。 https://t.co/mln1BeN2XR 両液体の区別が消費者につかない為噴霧は危険と記するべき。 近所の歯医者でも洗浄に次亜塩素酸水は使ってるしな。 https://t.co/J4bDs6c5w8
@toppinglove777 @macs_love_x_x https://t.co/Ulr28ujQie ウイルスこそ違いますが、次亜塩素酸の消毒効果と有害事象についての論文です〜
“〆(゚_゚*)メモメモ https://t.co/qQGXRDLCEq
亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムの有機物存在下における殺菌効果およびウイルス不活化効果 https://t.co/3WcmXrtp99
https://t.co/fivE2arn1h
@10kainu 次亜塩素酸水は、有機物に触れると水に変わる性質があり、その安全性から食品添加物指定されてます。 うちでは、空間除菌どころか、全身浴びまくってます
次亜塩素酸は有機物存在下では消毒効果を発揮できないが、亜塩素酸は消毒効果があるらしい。 「次」がつくかどうかで変わるもんだなあ(私化学分からないもので
@n_waka これを読むと効果ありそうなんですけどね… 間違いないのは石けんで2回手洗いしろ!だと思います。 https://t.co/yWITXCr8NI
科学職最高かよ! 次亜塩素酸水って有機物に触ったら水になるものとばっかり思ってたわ文系悲しい 後で読むメモhttps://t.co/CYeULvliQx https://t.co/PK9vaGHDmw
次亜塩素酸水は有機物があると一瞬で効果をなくすよ https://t.co/pyfyB8clcI

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