著者
黄 聖琥 菅原 順 佐武 利彦
出版者
特定非営利活動法人 日本レーザー医学会
雑誌
日本レーザー医学会誌 (ISSN:02886200)
巻号頁・発行日
vol.39, no.2, pp.118-125, 2018-07-15 (Released:2018-10-16)
参考文献数
32

肝斑に対するQスイッチNd:YAGレーザーによるトーニング治療(以下QYT)の効果は,ケラチノサイト内のメラニン顆粒を除去していく作用とメラノサイトを刺激するサイトカインを一部抑制する作用もあるが,メラノサイトの沈静についてはトラネキサム酸内服を主体にしたスキンケアや遮光などの保存療法が効果的であり,優先される.保存療法下でのQYTは照射頻度など注意すべき点はあるものの,肝斑治療に効果的に働くことが多い.一部QYTに抵抗性の肝斑もあり,対策が必要となる.Low reactive Level Laser Therapy(LLLT)などのSkin Rejuvenation治療が長期的な肝斑のコントロールに有益に働くこともある.画像診断をもとにQYTやその他治療の適応を見極め治療計画をたてることが,Skin Rejuvenationと肝斑治療を両立させるのに重要である.

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