著者
高橋 徹
出版者
日本神経感染症学会
雑誌
神経感染症 (ISSN:13482718)
巻号頁・発行日
vol.25, no.1, pp.49, 2020 (Released:2020-05-13)
参考文献数
30

【要旨】重症熱性血小板減少症候群(severe fever with thrombocytopenia symdrome、以下SFTS)は、 2011 年に中国から報告された SFTS ウイルスによるマダニ媒介新興ウイルス感染症である。日本でも流行しており、西日本地方で年間約 80 人が発症していて致死率は約 20%と高い。臨床像は高熱、血小板減少、白血球減少、下痢や嘔吐が特徴で、「ボーッとして理解が緩慢な感じ」の意識障害もよく伴う。AST、LDH、CK は上昇し、骨髄で血球貪食像をみる。特異的治療はなく、抗ウイルス薬のファビピラビルの治療開発が期待されている。マダニのほかに SFTS 発症ネコによる咬傷が新たな感染経路として注目されている。ヒト−ヒト感染もあり、患者を扱う医療者には標準・接触予防策が必須である。

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