著者
佐藤 孝 舘道 芳徳 菅野 将史 増田 友之
出版者
日本門脈圧亢進症学会
雑誌
日本門脈圧亢進症学会雑誌 (ISSN:13448447)
巻号頁・発行日
vol.15, no.4, pp.344-347, 2009-12-31 (Released:2012-12-28)
参考文献数
12

脾臓は門脈系に介在する末梢最大のリンパ装置であるが,血液濾過装置としても機能している.その構造は,細網組織を骨格とする枠組みの中に白脾髄,周辺帯,赤脾髄が形成されている.ヒト脾臓では,周辺帯,赤脾髄で動脈末端は開放性に終わり,その特異な微小循環系は脾臓の持つ血液濾過・浄化作用と密接に関わっている.血管鋳型標本を用いた検討からは,部分的脾動脈塞栓術(PSE)における塞栓部位は内径1 mm 前後の脾柱動脈と考えられる.

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“なお脾索では血液のヘマトクリットは上昇し、グルコース濃度、酸素分圧、pHは低下している。このような環境下では、血球の老朽化や病的状態が進行するように条件づけられる” https://t.co/5oayPwskBv https://t.co/OjhYpwcXzQ

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