著者
竹内 愛 高 峰美 田村 敦子 尼崎 正路 上田 宏隆
出版者
日本緩和医療学会
雑誌
Palliative Care Research (ISSN:18805302)
巻号頁・発行日
vol.12, no.4, pp.717-722, 2017 (Released:2017-11-14)
参考文献数
14

がん患者のせん妄改善を目的として,院内でクエチアピン坐剤を製剤し,その有用性について検討した.2011年4月から2014年10月までに,緩和ケア病棟に入院した患者のべ644例のうち,クエチアピン坐剤を使用した108例の,後方視的診療録調査を行った.患者背景・投与状況・せん妄による興奮症状の改善度〔Agitation Distress Scale(以下ADS)による過活動型せん妄の改善度の評価〕・副作用について検討した.全体群・クエチアピン坐剤単独投与群・他剤併用群いずれも,ADS値は坐剤投与前後で有意な低下を認め(p<0.0001),せん妄改善に貢献する可能性が示唆された.副作用についてはクエチアピン内服と同等程度であり,また,坐剤という剤型ゆえの問題も認めず,簡便かつ安全に使用可能と判断した.以上より,がん患者のせん妄に対して,クエチアピン坐剤が有用であると考えられた.

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@kShtf2MXokYIblD リンク切れ失礼しました https://t.co/ak7nnSyHvb
@huunsuuh https://t.co/lRbgi59PEs 一応こういうのがありまして緩和領域ではまあまあ便利で使うんですよ… 院内薬剤師さんに作って貰うのですが…(飲むのがしんどい、点滴はなるべく避けたい患者が多いので)

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