著者
天野 晃滋 森田 達也
出版者
日本緩和医療学会
雑誌
Palliative Care Research (ISSN:18805302)
巻号頁・発行日
vol.13, no.2, pp.169-174, 2018 (Released:2018-04-27)
参考文献数
25

がん悪液質の病態に基づく患者と家族の食に関する苦悩への関わり方の解明は不十分だが,その要点は,1)患者と家族の食に関する苦悩に注意を向ける,2)がん悪液質の影響を抑制できれば患者と家族の食に関する苦悩は軽減できる,3)患者と家族の食に関する苦悩の主な原因はがん悪液質についての理解不足・体重増加の失敗体験・死の予兆としての認識,そして患者と家族の食に関する感情の衝突である,4)患者と家族にがん悪液質の病態と食に関する苦悩の要因を説明し付随する問題の対処についてアドバイスする,5)がんの進行にともない患者と家族の食に関する苦悩は増強するので個々の患者と家族にあった緩和ケアと栄養サポートを検討する,にまとめられる.がん悪液質に起因する食に関する苦悩には患者と家族で固有のものもあれば双方の関係で生じるものもある.それら苦悩の要因と過程をふまえた緩和ケアと栄養サポートが求められる.

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進行がん患者と家族の食に関する苦悩への緩和ケアと栄養サポートという総説論文です。日本語で全文読めます。がん悪液質に起因する食に関する苦悩には、患者と家族で固有のものもあれば双方の関係で生じるものがあり、これらをふまえた緩和栄養サポ… https://t.co/tRTgVoHFFu

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