著者
伊豆 裕一
出版者
一般社団法人 日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集 日本デザイン学会 第56回研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.E15, 2009 (Released:2009-06-16)

わが国のブラウン管テレビには、1952年に発売が開始されて以来、2005年に液晶テレビなどフラットテレビに主役の座が入れ替わるまでの54年間の歴史がある。本研究は、東芝科学館に収蔵されている1950年代から70年代にかけて製造されたテレビの実機の分析等を実施し、その間のデザインの変遷について、市場やユーザーのライフスタイルの変化などに加え、材料や製造技術など工業デザインと関わりの大きな諸要素との関係を明らかにすることを目的としている。結果、デザインはさまざまな進化の過程をたどって現在に至っているが、外観デザインの特徴から4つの時代に分類することができる。また、デザイナーは、各時代において最新の加工技術を取り入れることで、コストダウンを図りながらユーザーニーズに適合した高品質なデザインを実現してきたことがわかる。

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参考【ブラウン管テレビに見るデザインの変遷/東芝製ブラウン管テレビデザインの 50 年】 https://t.co/7UGs6Ky4Qk https://t.co/AsNpeLuR9b

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