著者
新屋 良磨 山口 勇太郎 中村 誠希
出版者
日本ソフトウェア科学会
雑誌
コンピュータ ソフトウェア (ISSN:02896540)
巻号頁・発行日
vol.40, no.2, pp.2_49-2_60, 2023-04-21 (Released:2023-06-21)

言語Lが正規可測であるとは,Lに「収束」する正規言語の対の無限列が存在することを言う.本論文では,正規言語の代わりに正規言語の部分クラスである区分検査可能(Piecewise Testable (PT): 部分語の出現情報の Bool 演算で記述可能)言語および文字検査可能(Alphabet Testable (AT): 文字の出現情報の Bool 演算で記述可能)言語に焦点を当てその可測性を考察する.特に,正規言語に対するAT可測性はco-NP完全である一方,PT可測性は線形時間で決定できることを示す.

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@miura1729 形式言語に対する(有限加法的)測度論的アプローチ,日本語の読みやすい神文献があるのでぜひ! 基本は文字列の話なので情報系の人も馴染みやすいと思います〜 https://t.co/LoR76NoLS1 https://t.co/yagguRJHLB
こちらの論文 「部分語の出現情報の検査のみで近似できる正規言語について」 が jstage 上で無料で読めるようになりました〜

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