著者
立岩 真也
出版者
福祉社会学会
雑誌
福祉社会学研究 (ISSN:13493337)
巻号頁・発行日
vol.9, pp.81-97, 2012-05-30 (Released:2019-10-10)
参考文献数
37

まず,被災地の後方において私たち(研究者)が何ができるのか,できるはずのことの中でどれほどのことをしているのか(していないのか)を報告する.次に,障害や病を伴って生きるのに必要なものを確保し使い勝手よく使っていくための準備と知恵があり,知識は共有されるべき範囲に共有され,取れる策は取られるべきであるという言うまでもないことを述べ,それに関わる活動をいくらか紹介する.さらに, とくに「個人情報保護」のもとに所在がつかめない人たちが,知られないままに「移送」され,そのままにされている可能性と現実があることを述べ,その不当性を強く訴える必要があり,実際その訴えがなされていることを報告する.そして,原発の近くから逃亡し新しい生活の場所を作ろうとする動きがあることも紹介する.そしてこれらの活動が, この約40年の,さらに阪神淡路震災後の障害者運動の継承・展開によって支えられていることを示し,その意義を再確認する.

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