著者
本田 沙理 増田 俊哉
出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
化学と生物 (ISSN:0453073X)
巻号頁・発行日
vol.53, no.7, pp.442-448, 2015-06-20 (Released:2016-06-20)
参考文献数
20
被引用文献数
5 1

植物は,その生合成経路からさまざまなフェノール成分を蓄積している.それらは植物にとって,たとえばファイトアレキシンのような生物活性を有する物質として古くから研究対象になってきた.一方で,植物性食品におけるフェノール成分は,渋みやえぐみの原因物質とされ,それほど有用な物質とは考えられてこなかったが,フェノール成分が示す多様な機能が徐々に明らかになるにつれて,食品の重要な健康成分として認識されるようになった.今では,5大栄養素と食物繊維についで,第7栄養素といわれることもあり,その化学構造からポリフェノールという名称も定着した.ポリフェノールは,その構造的特徴から生体機能分子であるタンパク質などとの相互作用が起き,食品中のみならず生体系においてもさまざまな機能を発現する.なお,このような従来型の機能発現機構に加え,ポリフェノールの化学反応性の高さに由来する機能があり,これがポリフェノールの特徴ともいえる.本解説では,ポリフェノールの化学反応を基盤にした機能に焦点を当てる.

言及状況

外部データベース (DOI)

Twitter (2 users, 2 posts, 3 favorites)

@Dhukusi_Aigis お手軽検索できる範囲で簡単に見つかる学術論文の内 もしかしたら参考になるかもしれんな……?的なのはこの辺かしら https://t.co/0fzV4y212x https://t.co/m3A9vxpC7D
ポリフェノールは熱に強いのか?について調べてた。 ポリフェノール自体が酸化するから、構造が変化しやすいらしい。 一口に言っても種類は沢山あるけれど。 昔ながらの食べ合わせが理にかなっていると分かる。 面白いね。 https://t.co/S9fgXyo0eA

収集済み URL リスト