著者
上平 恒
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
化学と教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.43, no.8, pp.494-500, 1995-08-20 (Released:2017-07-11)
参考文献数
6

水の中の水分子はお互いに水素結合で結ばれており, 1つの水分子の周りに4.4個の水分子が存在する。水はそのようにかさばった液体構造をもっているが, ミクロにみると水分子はきわめて激しい回転や並進運動を行なっている。例えば, 並進運動の時速は183kmである。このため水素結合で結ばれた水のクラスターの大きさや形は絶えず変化しており, クラスターの平均寿命は10^<-12>sのオーダである。水は約4℃で1g・cm^<-3>という最大密度をもつなど, 種々の特異な性質をもっているが, これは水の独特な液体構造によるものである。

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1 気圧は 1 cm² あたりにおよそ 1 kg の力がかかる。水中は 10 m 深くなるごとにおよそ 1 気圧の圧力が増える。なので深海 5000 m の圧力はおおざっぱに 500 気圧,つまり 1 cm² あたりにおよそ 500 kg の力がかかっている。 1 cm² あたり 1000 kg くらいの圧力までは,圧力が増えると水の粘度は減少する(もっと深くなると増えていく)ということなの ...

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@MizumoriMidori ただの水は時速約180kmで動き回っていますが、(https://t.co/Md0RZMkvQY)ただ水を入れたバケツに手を近づけてもバチっと来ると思いますよ?
今、ささっと検索した範囲で、水の構造について最も判りやすい解説。https://t.co/WjqUDyM6su

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