- 著者
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鈴木 真一
- 出版者
- 公益社団法人 日本化学会
- 雑誌
- 化学と教育 (ISSN:03862151)
- 巻号頁・発行日
- vol.44, no.8, pp.518-522, 1996-08-20 (Released:2017-07-11)
指紋は個人識別に決定的な結果を与える極めて重要な物件であり, その科学的研究は100余年の歴史を有する。また最近では, 種々の化学物質や特殊な波長を有する光を用いた高度な潜在指紋(紙などに付着した白色光下では観察不可能な指紋)の顕在化についての研究や, 電子計算機を用いた検索の高速化, 自動化が進められている。本報では化学的潜在指紋の検出法を中心に, 化学的指紋研究の歴史や現在の指紋研究を概括する。