著者
渡辺 正
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
化学と教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.49, no.11, pp.688-691, 2001-11-20 (Released:2017-07-11)
参考文献数
6
被引用文献数
1

12年前に生まれ, 数奇な運命をたどって短い生涯を閉じた(ように見える)「常温核融合」は, 20世紀最後(かつ最大?)の科学スキャンダルとも言われる。そのいきさつを, 個人的な体験を交えて振り返ってみたい。一見したところ清浄無垢な自然科学の世界も, お金と名誉を求め, メンツにこだわり, 権威に寄りかかり定説を鵜呑(うの)みにして思考を止め, 都合の悪いデータには目をつぶる……そういう生臭い人間の営みだという事実を, 常温核融合ドラマはよく教えてくれる。

言及状況

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ややこしいのはここで登場する渡辺正教授は、もともと常温核融合スキャンダル関連の問題を扱っていた人で、こういう論文があります 常温核融合騒ぎの顛末(疑似科学を通して考える) 渡辺 正 化学と教育 2001年11号 https://t.co/Vy9vysd5oI また、『常温核融合スキャンダル』の翻訳者でもあります
@jun1wood @hosono_54 常温核融合ってほぼ偽科学ということでアカデミアでは相手する人もいなくなっています。 https://t.co/l1g75LL13d

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編集者: 小宮山広明
2019-10-03 16:15:53 の編集で削除されたか、リンク先が変更された可能性があります。

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