著者
代田 寧
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
化学と教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.64, no.10, pp.510-513, 2016-10-20 (Released:2017-04-03)
参考文献数
9

神奈川県西部に位置する箱根火山は,大涌谷などで噴気活動が活発であり,数年ごとに群発地震が発生する活火山である。2015年には小規模ながら水蒸気噴火も発生した。本講座では,箱根火山の「恵み」の一つである「温泉」の成因と,「脅威」の一つである「火山ガス」と火山活動との関連性について解説した。温泉の成因については,過去に提唱されたモデルと最近の研究を対比し,それらの相違点や最近明らかになったことなどを整理した。火山ガスと火山活動との関連性については,火山活動の活発化に伴い火山ガスの組成が変化するデータを示すとともに,箱根火山活発化のメカニズムに関する二つの考え方について解説した。

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さっそくJ-STAGEで箱根火山検索 最新のが ↓ 化学と教育 Vol. 64 (2016) No. 10 p. 510-513 講座:ご当地の化学 箱根火山の温泉と火山ガス —温泉の成因モデルおよび火山ガスと火山活動との関連性— https://t.co/e4Q2kKTTJY

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