著者
齋藤 努
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
化学と教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.66, no.8, pp.376-379, 2018-08-20 (Released:2019-08-01)
参考文献数
4

日本刀の刀身は,内側の軟らかい鉄(芯鉄)を外側の硬い鉄(皮鉄)で包み込むことで製作される。皮鉄の素材を作るための技法として,刀匠が継承している卸し鉄という工程がある。低炭素の鉄に浸炭させる場合も,高炭素の鉄から脱炭する場合も,行っている作業は同様にみえるが,刀匠は,炉の深さや送風の強さなど,それぞれの目的に応じて理にかなった条件を達成させていることがわかった。

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卸し鉄(作刀に適した鋼を得るために鉄の炭素濃度を調整する工程)のことが理解できないので調べていたら、論文がありました https://t.co/Wm4Z7uH92t 浸炭:鉄を高温にして周囲の木炭から炭素を浸み込ませる 脱炭:溶けた銑鉄に風を当てて鉄中の炭素を燃やすことで炭素濃度を下げる こういうことかな https://t.co/LbVa65XGd2

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