著者
瀧川 一学
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
化学と教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.70, no.3, pp.122-125, 2022-03-20 (Released:2023-03-01)
参考文献数
4

近年,機械学習をはじめとするAI技術を化学研究で活用する事例が色々報告されるようになった。化学の対象や化学産業に求められる要件が複雑化すればするほど,新しい発見や理解もますます難しいものになる。こうした状況に対する新しい切り口として,AI技術やデータ科学には期待や関心と懐疑が入り混じった状況である。有機化学,触媒化学,量子化学,分子生物学,生化学,創薬化学など色々な研究にも長年関わってきた機械学習の研究者から見たデータ中心的な化学研究の面白さ・難しさ・これからについて解説する。

言及状況

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”大学の 1 年生の化学の授業で,いきなり物理学の奥義のような「量子力学」が基本のキという顔で登場して「レベル 1 なのにボスキャラ登場」のような現代化学の無理ゲー設定に挫折する大学生は私を含めて後を絶たない。” ↑ここで首を縦に振りすぎて続きが読めていない https://t.co/1fyj3uZ1VH

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