著者
中永 士師明
出版者
一般社団法人 日本東洋医学会
雑誌
日本東洋医学雑誌 (ISSN:02874857)
巻号頁・発行日
vol.64, no.3, pp.177-183, 2013 (Released:2013-11-18)
参考文献数
22
被引用文献数
2

熱中症により有痛性筋痙攣をきたした5例に対して芍薬甘草湯を用いたところ,著明な改善をみたので報告する。熱中症の重症度はI 度が4例,III 度が1例であった。I 度の4例は来院時速やかに芍薬甘草湯を頓用することで症状の改善をみた。III 度の1例は芍薬甘草湯の頓服だけでは改善せず,定時の服用も追加し,完治まで4日間を要した。3例は横紋筋融解を合併していたが,芍薬甘草湯服用による有害事象はみられなかった。熱中症による有痛性筋痙攣では横紋筋融解から急性腎障害への進展を防止するためには筋痙攣を早急に抑制することが重要である。その治療として芍薬甘草湯は有用な治療になると考えられた。

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熱中症の筋痙攣に対して芍薬甘草湯を使用、か。 https://t.co/UeoZ1Tk9zV
@it5704 この季節は必ず経口補水液と漢方薬を持ち歩くと良いですよ。 スポドリだけではホンマにヤバい時に効きません。 https://t.co/A1Qt3eesBH
症例報告を読む限り「ロキソニンを運動時に服用するなんて自殺行為だ」と同様とは言えなそうですが、「ドーピングに該当しなければ服用しても構わない」という風潮はスポーツ文化としてどうなんでしょうね。 https://t.co/GBvd1rdfsl https://t.co/3gBuTFE476
【日本東洋医学雑誌】 熱中症に付随した有痛性筋痙攣に対する芍薬甘草湯の治療経験 https://t.co/ohfteo8GOC

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