著者
小畠 正夫 小島 峯雄 足立 信幸 天野 和雄 亀谷 正明 川出 靖彦 宇土 一道 清水 勝 高橋 善弥太
出版者
一般社団法人 日本肝臓学会
雑誌
肝臓 (ISSN:04514203)
巻号頁・発行日
vol.18, no.3, pp.196-201, 1977-03-25 (Released:2009-07-09)
被引用文献数
2 or 0

HBs抗原持続陽性の夫から感染し,結婚後3カ月で発症したと思われる劇症肝炎の1例を経験したので報告する.症例は23歳,女性.黄疸,輸血,アルコール常用等の既往はなく,家族にも黄疸および肝疾患は認めない.発症前3カ月に結婚.昭和51年1月13日,感冒様症状出現.18日より黄疸,意識障害をきたし,19日当科入院.HBs Ag陽性.入院後4日目に死亡.剖検にて広範な肝細胞壊死と出血を認めた.ところで,夫はHBs Ag陽性の肝硬変として入院加療を受けたことがあり,e抗原も陽性だったため家族調査を施行したところ,母親および検索し得た同胞はすべてHBs Ag陽性で母親にはe抗原も証明した.以上より夫から妻(症例)への水平感染が推定される劇症肝炎の1例と考えた.

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結婚を契機にchronic HBsAg carrierの夫から感染し死の転帰をとった劇症肝炎の1例 https://t.co/QbAkC4y1Kt やばすぎる

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