著者
二見 恭子
出版者
一般社団法人 日本昆虫学会
雑誌
昆蟲.ニューシリーズ (ISSN:13438794)
巻号頁・発行日
vol.4, no.1, pp.21-29, 2001-03-25 (Released:2018-09-21)
参考文献数
24

アマギエビスグモを材料として, 母親の保護が卵嚢の生存におよぼす効果と, 母親自身が保護中に受けるコストを定量化した.1) アマギエビスグモの雌は葉を折り曲げて作った卵室内で卵嚢を保護する.2) 雌を卵嚢から取り除くと, 卵嚢の生存率は大きく下がった.雌を取り除いた卵嚢の死亡原因は, ほとんどが捕食によるものであった.高い捕食圧がアマギエビスグモの雌の卵嚢保護行動を維持していると考えられる.3) アマギエビスグモの雌は, 卵嚢を保護することで体重を有意に減少させ, 10日間の保護前後の体重差は約11%であった.

言及状況

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卵嚢保護の意義に関しては、国内だとカニグモ科のアマギエビスグモでも調べられている。 二見恭子 2001. アマギエビスグモ Lysiteles coronatus (クモ目: カニグモ科) の雌による卵嚢保護の効果. 昆蟲. ニューシリーズ 4 21-29. https://t.co/lUAVdpQTZK
J-STAGE Articles - アマギエビスグモ Lysiteles coronatus(クモ目 : カニグモ科)の雌による卵嚢保護の効果 https://t.co/miZVrrgOJO

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