著者
朴 宰佑 外川 拓
出版者
日本マーケティング学会
雑誌
マーケティングジャーナル (ISSN:03897265)
巻号頁・発行日
vol.38, no.4, pp.20-34, 2019-03-29 (Released:2019-03-29)
参考文献数
91
被引用文献数
1

優れたデザインは,企業が競争優位を獲得するうえで重要な要因の1つになっている。先行研究では,機能性や象徴性など,消費者の製品評価においてデザインが果たす役割が明らかにされているが,いずれの研究においても共通して重要性が指摘されているのは「審美性」である。本稿では,心理学および消費者行動研究の包括的なレビューを行い,消費者がどのようなデザインに対して審美性を知覚するのかについて議論を行った。具体的には,色,形状,水平配置,垂直配置といった要素が審美性知覚に及ぼす影響について,既存の研究知見を整理し,体系化を図った。こうした考察は,研究知見の体系的把握を可能にするだけでなく,デザインに携わるマーケターにも有益な実務的示唆をもたらすと考えられる。

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#マーケティングジャーナル 「審美性知覚と消費者行動の接点」 武蔵大学 経済学部 朴宰佑 千葉商科大学 商経学部 外川拓 https://t.co/SBGAxDrVDN Vol.38 No.4(2019.03.29) *所属・肩書きは、当時掲載されていたもの https://t.co/sMIAPTpdAx

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