著者
青木 慶
出版者
日本マーケティング学会
雑誌
マーケティングジャーナル (ISSN:03897265)
巻号頁・発行日
vol.39, no.2, pp.22-35, 2019-09-27 (Released:2019-09-27)
参考文献数
34

本稿の目的は,企業とユーザーの価値共創のさらなる発展に向けて,ユーザーの参画およびアイデア共有を促す,有効なインセンティブを明らかにすることである。Appleが運営する教育者のユーザーコミュニティを事例研究の対象とし,17名のコミュニティメンバーにインタビュー調査を行った。その結果,単なるユーザーではなく,有用なイノベーションを行う可能性の高い「リードユーザー」を組織化することで,コミュニティ自体が有効なインセンティブとして機能しうることが示された。Appleではコミュニティメンバーに外発的・内発的なアプローチを行い,コミュニティにおける活動を活性化し,ユーザーと「教育の革新」という社会的な価値を共創していることが明らかになった。

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#マーケティングジャーナル 「ユーザーとの共創によるイノベーション ― Apple Distinguished Educator Programの事例 ―」 青木慶(甲南大学マネジメント創造学部准教授) https://t.co/fTXiMjRI5n Vol.39 No.2 *所属・肩書きは当時掲載されていたもの #マーケ学会 #いまマーケティングができること https://t.co/ohaR7SmjBs
コミュニティによる共創の論文。面白い! ・「リードユーザー」を組織化することで,コミュニティ自体が有効なインセンティブとして機能 ・コミュニティにおける活動を活性化し,ユーザーと「教育の革新」という社会的な価値を共創 ユーザーとの共創によるイノベーション https://t.co/dYcP7r700y

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