著者
芦田 泰之
出版者
松江市立病院
雑誌
松江市立病院医学雑誌 (ISSN:13430866)
巻号頁・発行日
vol.22, no.1, pp.10-15, 2019 (Released:2019-07-01)
参考文献数
17

平成24 年から28 年までの5 年間に,人口約20 万人の地方都市にある二次救急医療機関である当院に心肺停止を理由に搬送された院外心肺停止299 例を検討した.心拍再開率は27.4 %,1 ヵ月生存率は3.0 %,社会復帰率は1.7 %であった.病院到着後は平均25 分の心肺蘇生術が行われていた.病院到着時の心電図波形が心静止,心室細動,心室頻拍の症例では社会復帰例はなかった.一方,搬送中に心拍再開し,病院到着時に洞調律であった症例で社会復帰が認められた.病院到着時に心静止であることのみを心肺蘇生術を中止する理由としてはならないが,要因のひとつとはなると考えられた.

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院外 心肺停止 蘇生率 でググったらちょうど良い報告が出て来たので載せておきましょう。 https://t.co/14emVD0waH
@ri_stone___ ソースはこちらです。埼玉の先生が名前を出して訴えている話を医療現場の実情だと捉えるのは構いません。何度でも言いますが、得体の知れない人のツイートを「事実」と捉えるのに疑問があります。なぜならそれが本当かどうか判断する術が、この発言からは無いからです。 https://t.co/fcMIoM2C5C

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