著者
黒木 喜美子 喜多 俊介 前仲 勝実
出版者
日本組織適合性学会
雑誌
日本組織適合性学会誌 (ISSN:21869995)
巻号頁・発行日
vol.23, no.2, pp.80-95, 2016 (Released:2016-09-17)
参考文献数
19

HLAは非常に遺伝子多型性が高く,多数の遺伝子ファミリーを形成することによって多重性も獲得し,自己・非自己認識を担っている糖タンパク質である。通常,幅広い抗原由来のペプチドをT細胞へ提示するが,さらに,様々な免疫制御受容体との相互作用を介して免疫応答を多面的に調節し,個体の恒常性を維持していることが明らかになってきた。このようなHLAが持つ多面的機能の理解には,X線結晶構造解析による立体構造の決定や物理化学的な相互作用解析が大きな貢献を果たしてきた。本稿では,HLAの分子構造から特にHLAクラスIと受容体群との分子認識機構に着目し,どのようにHLAが免疫反応を制御しているかを概説するとともに,疾患との関連を考察する。

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HLA の立体構造と免疫制御受容体の分子認識機構 - J-Stage https://t.co/Ek8QxDidxq
もっとも、それらをMHCの立体構造を元に議論できるって、これもまた時代だな。。。#スカーレット >HLAの立体構造と免疫制御受容体の分子認識機構 https://t.co/TQEdfBurCR

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