- 著者
-
大城 直雅
- 出版者
- 日本マイコトキシン学会
- 雑誌
- マイコトキシン (ISSN:02851466)
- 巻号頁・発行日
- vol.68, no.1, pp.49-53, 2018-01-31 (Released:2018-02-27)
- 参考文献数
- 22
海産生物毒(マリンバイオトキシン)による食中毒は,件数は少ないながらも毎年発生し,死亡者も出ている.一方,毒化したプランクトン捕食性二枚貝による食中毒の報告は極めて少ない.本稿では,貝毒を中心とした海産生物毒による食中毒と対策(規制)の概要について国内外の状況について概説し,検査法と課題について紹介したうえで,「食品の分析と検査」について議論した.