著者
松原 雄 家原 典之 深津 敦司
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.100, no.5, pp.1313-1318, 2011 (Released:2013-04-10)
参考文献数
9

腎が障害されると様々な電解質異常を来しうるが,中には腎障害の原因となる電解質異常も存在する.低カリウム血症は尿細管の空胞変性や尿細管萎縮,間質の線維化や嚢胞形成を,高カルシウム血症では,腎石灰化症をともなう間質性腎炎や腎結石などの原因となる.両者に共通した障害は尿の濃縮能障害であり,これは,主に集合管に存在する水チャネルであるアクアポリン2の,ADHに対する反応性低下が関与しているとされている.

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イヤーノートより 腎性尿崩症としての原因に低K、高Caがある。 へぇー。そうなんだ。 多尿によって低Kが起きるって聞いたことあったけど、原因にもなるのか。国家試験でもでているらしい(111F15)。 リンクは病態生理の解説 https://t.co/bNhQtrQS9H #総合内科専門医試験
@blSiW0e6qkuqTja https://t.co/RmM1t8N7GQ これ読んだらわかるんじゃない?
腎障害ひきおこす電解質異常 https://t.co/yPs1djFN9V

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