著者
紺野 慎一
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.108, no.10, pp.2103-2106, 2019-10-10 (Released:2020-10-10)
参考文献数
7

疼痛は,一般的に侵害受容性疼痛,神経障害性疼痛,そして,非器質性疼痛の3つの病態に分類され,慢性疼痛の大部分は,この三者の要素を有している.中脳辺縁系ドパミンシステムは無意識に機能しているが,何らかの原因で機能しなくなると,痛覚過敏の状態に陥る.ドパミンシステムが機能不全に陥る原因としては,ストレス,不安ならびにうつが挙げられる.うつ,不安ならびにストレス等が存在すると,ドパミンは痛み刺激に十分に反応せず,その結果,μオピオイドは産生されず,痛みの抑制機構が働かない.

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慢性疼痛には運動療法の継続! 運動療法の継続によるモチベアップは、脳内ドパミンシステムを賦活しオピオイドを放出することで疼痛軽減をもたらす! 自主トレを毎回確認して頻度などを変更しオーダーメイドにするとモチベアップに繋がる! #理学療法士 #ほぼ日文献読み https://t.co/bTlHH8533j

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