1 0 0 0 OA V.膜性腎症

著者
西脇 宏樹 清水 さやか 中屋 来哉 柴垣 有吾 祖父江 理
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.109, no.5, pp.910-916, 2020-05-10 (Released:2021-05-10)
参考文献数
21

膜性腎症は,成人の原発性ネフローゼ症候群で最も頻度の高い疾患である.近年,膜性腎症の抗原として,phospholipase A2 receptor(PLA2R),thrombospondin type-1 domain-containing 7A(THSD7A)ならびにneural epidermal growth factor-like 1(NELL-1)等が報告されており,特にPLA2Rについては,その抗体による新規診断方法等が検討されている.一方で,本邦のPLA2Rの頻度は欧米の報告とは異なることも示唆されている.治療については,2020年に改訂が行われる本邦の診療ガイドラインと2019年に発表されたリツキシマブに関する研究を本稿では紹介する.

言及状況

外部データベース (DOI)

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糸球体疾患のUp to date読んでたら、抗PLA2R抗体を測定しろって書いてあって、なんのことかと思ったら膜性腎症の新しい検査なんだね。 まだ日本では保険収載はされてないから、しばらくは2次性検索しつつ腎生検に持っていく流れは変わんないけど、一応覚えておこう。 https://t.co/BwxBuHpD1J

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