著者
湯澤 由紀夫 伊藤 功
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.97, no.5, pp.971-978, 2008 (Released:2012-08-02)
参考文献数
17
被引用文献数
4 6

腎疾患,特に急性腎疾患ではより早期に障害を特定し治療を開始することが重要であるが,腎機能評価のスタンダードである血清クレアチニンの上昇は,腎不全の確立を特定するにほかならない.尿細管障害の鋭敏な指標として,尿中尿細管酵素,低分子量蛋白である尿中NAGや尿中β2ミクログロブリンが,海外ではα1ミクログロブリンが用いられている.急性腎障害をより早期に特定し治療成績を改善するべく,新たな優れたバイオマーカーの研究・開発が急がれている.

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β2mGの正体はMHCクラスⅠの構成分子です。MHCクラスⅠは全ての有核細胞に存在します(赤血球はない) AIDSでの増加に関して、参考文献を添付しますのでご参照ください。(66頁右側に記載があります) https://t.co/Ia10WYjYVO https://t.co/WPcasYiyM9
腎疾患:診断と治療の進歩 トピックス II.検査データの見方 4.尿中NAG,尿中β2 ミクログロブリン ―尿細管障害・AKIとバイオマーカー― https://t.co/1LYAn2NUns
@y__k66ily ミクログロブリンと蛋白尿の関係は思いつきませんでした!文献も見つけたので、送ります。 https://t.co/VqsF8ndeJg あとは、尿細管にあるチャネルの問題か何かですかね
@ori2rainbow1 II.検査データの見方 4.尿中NAG,尿中β2ミクログロブリン―尿細管障害・AKIとバイオマーカー― https://t.co/5i4i6JzR7y

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