著者
佐藤 一也 鳥本 悦宏 高後 裕
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.97, no.7, pp.1611-1619, 2008 (Released:2012-08-02)
参考文献数
10

末梢性T細胞リンパ腫は,リンパ腫の約10%を占める不均一な疾患単位の非Hodgkin T細胞性リンパ腫であり,病因も不明な点が多い.標準的治療法が未確立で,初回治療としてはCHOP療法等が選択されるが,治療効果は不十分で予後不良である.自家,同種造血幹細胞移植も行われるが有用性は明らかではない.生命予後の改善のためには,今後モノクローナル抗体等の新規治療法との併用治療も含めて,標準的治療法の確立が望まれる.

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PTCL-uの治療成績が極めて不良であっ た. https://t.co/c70YCZGdNF
@3104rei228 こういうのはどうなっていくのでしょうか?↓ https://t.co/c70YCZGdNF
また抗CD 20 モノクローナル抗体を始めとする各種標準的 治療が確立されているB細胞性リンパ腫と比べて, 確立された有効な治療法が乏しく予後不良であ る. https://t.co/c70YCZGdNF
PTCLはWHO分類でmature T-cell and NK(natural killer)-cell neoplasmsの中に含まれB細胞性リンパ腫に比 べて疾患特異的な分子マーカーに乏しく疾患単 位が多岐にわたることが特徴… https://t.co/c70YCZGdNF
末梢性T細胞リンパ腫(peripheral T-cell lym- phomas:PTCL)は胸腺での分化成熟を経て末梢臓器に移動したT細胞に起源を発する種々雑多なリンパ性腫瘍の総称で我が国では総リンパ系腫瘍の中で約10%を占め… https://t.co/c70YCZGdNF
標準的治療法が未確立で,初回治療としてはCHOP療法等が選択さ れるが,治療効果は不十分で予後不良である. https://t.co/c70YCZGdNF
末梢性T細胞リンパ腫は,リンパ腫の約 10% を占める不均一な疾患単位の非Hodgkin T細胞性リンパ 腫であり,病因も不明な点が多い. https://t.co/c70YCZGdNF

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