著者
川名 明彦
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.93, no.11, pp.2309-2315, 2004-11-10 (Released:2008-06-12)
参考文献数
8

SARSは新型コロナウイルスによっておこる全身性の感染症である. 2002~2003年の流行では世界で774人が死亡した.本症は主に気道由来の飛沫によって感染し, 2~10日の潜伏期間の後インフルエンザ様症状で発症する.大部分は肺炎を合併し,死亡率は約10%である.有効性の確認された治療法は無い.本症は医療スタッフに感染しやすい特徴があり,その蔓延を阻止するためにも十分な院内感染対策が必要である.

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@AirborneKanki @GmEEwVRIkAzBNmf ありがとうございます、離れた病室で感染したという事例は韓国のMERSでしたか。 SARSで、川名明彦先生が香港のマンションの分析から空気感染の可能性を仰っていたのを見つけました。 これは、トイレの配管から感染したという話だったかな? https://t.co/v0VVQvOeGU https://t.co/XYIVfOj2wP

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