著者
高村 圭子
出版者
日本文学協会
雑誌
日本文学 (ISSN:03869903)
巻号頁・発行日
vol.53, no.5, pp.60-67, 2004-05-10 (Released:2017-08-01)

古典作品中における「罪(罪業)」と「悪(悪行)」という概念には明確な区別がなされないことが多いが、厳密に見ると「悪」は他者に明確な損害を与えるもの、「罪」は他人ではなくむしろ自分を傷つけ悩ませるもの、という傾向がある。小稿では、人間の「罪」と「悪」の両相を描く軍記物語である「平家物語」を中心に、二つの思想が重なり合って作品世界を形成していく様相を、他の古典作品との比較を交えて分析していく。

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ちなみにへ〜け読めや(意訳)は、これが最初に見つけたそういう系のじぇすてくんのやつだからですね…………宗教法人のページはよく知らん所のは安易に踏みたくないしやさしいじぇすてくんがすき…https://t.co/96HoP3nkRy

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