著者
江口 正
出版者
日本語学会
雑誌
日本語の研究 (ISSN:13495119)
巻号頁・発行日
vol.14, no.2, pp.34-50, 2018-04-01 (Released:2018-10-01)
参考文献数
17

九州各地の方言は動詞活用の組織に特徴があり,二段活用(特に下二段)が残存して古い特徴を保つ一方,一段動詞がラ行五段化するという新しい変化の方向を併せ持つ。このふたつの特徴は方向性が逆であるため,別個の説明が与えられることが多かった。本稿では,大分方言に見られる動詞終止形の撥音化現象を手掛かりに,それらの特徴はいずれも「同音衝突の回避」が関係するという仮説を提出する。

言及状況

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@steinkiefer @daphnis5cassini 全然高校時代の記憶に無い…。大分弁はやっぱり撥音便だよねと思うけど、言葉が崩れた形として扱われるので、方言としてあまり認識されてないらしい。https://t.co/JdrLjIuFdS
大分出身の母からの大分弁講座が英語より難しい。でしらべたらこんなちゃんとした資料が! https://t.co/3GlJdmFbL0 時制が複雑な大分弁。バスが→来ちょった、来ちょん、来よった、来よん。どれかは走ればまだ間に合うらしい。。。来よん、かなあ。
これってノダ文ではなかったのですか。 https://t.co/nRUix4GynA

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