著者
上田 哲也
出版者
国際忍者学会
雑誌
忍者研究 (ISSN:24338990)
巻号頁・発行日
vol.2019, no.2, pp.24-34, 2019 (Released:2020-09-01)
参考文献数
18

本稿ではこれまでほとんど知られていなかった『忍之巻』を忍術書と考え、その内容の解読を試みている。他の伝書類と 比較し分析してみると、『忍之巻』に記されている幾つかの武器は柔術に由来している事が分かった。忍者は柔術などの武術を学んでいたと考えられるが、これらの武術が記されている忍術書は非常に少ない。その点から考えると、『忍之巻』は貴重な史料だと言えるのではないだろうか。

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伯耆流等の居合術利用の忍者の刀に 鼻繰形装備が多い可能性は有るのかだが https://t.co/9mBMpTGieP 尾張の忍者だと関口新々流居合術を学んだ忍者(渡辺三之助)も居たが https://t.co/AS00giqnut 武士身分では無いとすると鼻繰形の無い貸刀利用なのかだが
https://t.co/6Uid9jFUnp 忍者が利用する https://t.co/20XZSVR1BJ 制剛流だと十手術も有るが 忍者の戦場用十手利用は無いと言う事なのかだが
https://t.co/9mBMpTGieP 忍術書・忍之巻にもガマの皮利用の早寝刃が書かれるが 呪術的な物で大きな効果は無いと言う事なのかだが https://t.co/jGJPKrPzvJ
https://t.co/9mBMpTXlgP >城や藩邸の警備と、藩主の参勤交代の護衛を行いながら、まれに自国 や他国の探索業務を行うというのが、江戸時代の忍びの一般的な職務であるといえるだろう。
https://t.co/9mBMpTXlgP 忍者の柔術は制剛流以外も有ると言う事なのかだが 制剛流以外の隠し武器も利用されていたと言う事なのかだが
https://t.co/9mBMpTXlgP  >現飛 「鉛珠」に鎖と紐を取り付けた武器で、敵を捕える際に刀や腕に絡み 付けたり、遠距離から打撃を与えるのに使用したと考えられる。『伊賀 流忍術隠火之巻』と制剛流『道具之巻』には同じ形状の武器で「魂飛」 が記されている。
J-STAGE Articles - 忍之巻を読み解く https://t.co/LEOYvtsfdI

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