著者
早見 功 元村 佳恵 西沢 隆
出版者
公益社団法人 日本食品科学工学会
雑誌
日本食品科学工学会誌 (ISSN:1341027X)
巻号頁・発行日
vol.54, no.6, pp.247-252, 2007-06-15 (Released:2007-10-04)
参考文献数
27
被引用文献数
2 4

リョクトウモヤシの胚軸細胞壁多糖類が持つAsA酸化抑制効果について評価し,合わせてペクチン主鎖のエステル化度と抗酸化活性との関係を調査し,以下の知見を得た.(1)AsA酸化抑制効果は,胚軸の成長とともに活性が低下した.(2)AsA酸化抑制効果は,低いエステル化度を持つHWSP画分で最も高い活性を示した.(3) AsA酸化抑制効果とペクチン主鎖のエステル化度の間には負の相関が見られた.(4)以上の結果,リョクトウモヤシ胚軸の細胞壁多糖類には,抗酸化活性が見られ,特にペクチン性画分に比較的高い活性があることが明らかとなった.

言及状況

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[インナーケア] 2007年 もやしに抗酸化作用がある

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