著者
湯浅 竜
出版者
日本弁理士会
雑誌
別冊パテント (ISSN:24365858)
巻号頁・発行日
vol.74, no.26, pp.165-177, 2021 (Released:2021-11-18)

クラウドサービス等のテクノロジーの進化に伴い,国境をまたいで構成されるネットワーク関連発明が増加している。日本国内で提供されるサービスにおいても,端末は日本国内にある一方で,サーバは日本国外にあるケースも多く,このようなサービスに関する発明について,特許権による保護が適切に行われることが重要となる。 国境をまたいで構成されるネットワーク関連発明については,域外適用や複数主体の観点から特許権侵害に関する議論が行われてきた。しかし,その一方で,特許権侵害が認められた場合の差し止め行為については,十分な議論が行われていない。本稿では,前半で国境をまたいで構成されるネットワーク関連発明の動向と特許権侵害に関する議論について整理を行い,後半では国境をまたいだ知的財産権侵害に関する判例等を参照する形で国境をまたいだ特許権侵害行為の差し止め行為の実現性について考察を行った。

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週末読む。 ・FC2等に対する特許権侵害訴訟の控訴審判決に関するお知らせ https://t.co/XXS0g03O8S ・栗原先生の記事 https://t.co/fWhytSSLZT ・湯浅さんの論文 https://t.co/A1CT5KwCmm ・パテントの論文 https://t.co/WSXwcT7MPY
勉強、勉強。 侵害行為が国境をまたいで構成される ネットワーク関連発明の差し止め行為について 弁理士 湯浅 竜 別冊パテント/74 巻 (2021) 26 号 https://t.co/XOHbLOkktT
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