著者
安保 恵理子 須賀 千奈 根建 金男
出版者
日本パーソナリティ心理学会
雑誌
パーソナリティ研究 (ISSN:13488406)
巻号頁・発行日
vol.20, no.3, pp.155-166, 2012-03-30 (Released:2012-05-22)
参考文献数
29
被引用文献数
1 1

本論文における研究では,the Revision of Appearance Schemas Inventory(ASI-R; Cash, Melnyk, & Hrabosky, 2004)の日本語版(the Japanese Version of the ASI-R: JASI-R)を開発し,外見スキーマとボディチェッキング認知の各因子間における関連性を検討した。その結果,JASI-Rは,「自己評価の特徴」と「動機づけの特徴」の2因子から構成され,その信頼性と併存的妥当性は,許容範囲内であった。性差を検討した結果,女性は男性よりも,両因子において得点が有意に高いことが示された。外見スキーマの両因子とボディチェッキング認知の各因子の相関を検討した結果,有意な中程度から弱い相関が認められたことから,これらは比較的異なる概念であることが示された。

言及状況

外部データベース (DOI)

Twitter (3 users, 3 posts, 4 favorites)

#今日読んだ論文_ 23 外見スキーマを測定する尺度の開発および外見スキーマとボディチェッキング認知の関連性の検討 安保恵理子 https://t.co/CTsUscBFX7 (学び) ✅外見スキーマとは、外見が自己の人生にとって重要な意味をもつと考える信念のこと ✅肥満は、鬱、自尊感情の低さ、コミュ障に結びつく

収集済み URL リスト