著者
太幡 直也 佐藤 広英
出版者
日本パーソナリティ心理学会
雑誌
パーソナリティ研究 (ISSN:13488406)
巻号頁・発行日
vol.25, no.1, pp.26-34, 2016-07-01 (Released:2016-06-04)
参考文献数
23
被引用文献数
2 2

本研究の目的は,ソーシャル・ネットワーキング・サービス上での自己情報公開を規定する心理的要因を検討することであった。mixi利用者1,051名を対象にウェブ調査を実施し,プロフィール上での自己情報公開や,情報プライバシーなどの心理的要因に関する項目に回答するように求めた。その結果,自己の属性情報(e.g., 性別),識別情報(e.g., 本名)への情報プライバシーが低いほど,不特定他者への自己情報公開数が多く,また,プロフィール上の自己表出性が高かった。一方,人気希求,犯罪被害へのリスク認知が高いほど,プロフィール上の自己表出性が高かった。

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SNS上での自己情報公開を規定する心理的要因 https://t.co/nHIeWjyQUp
1 1 https://t.co/zXmpad7uBi
『SNS上での自己情報公開を規定する心理的要因」 https://t.co/buh6eLd1EY 社会心理学の側面から、プライバシーがどの様に扱われ易い傾向にあるのかが、分かる論文である。誰でもPDFをダウンロードして読める。これはmixiでの調査だがFBやツイッターにも言える。

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