著者
小林 幸夫
出版者
日本物理教育学会
雑誌
物理教育 (ISSN:03856992)
巻号頁・発行日
vol.48, no.6, pp.492-495, 2000-12-30 (Released:2017-02-10)
参考文献数
18
被引用文献数
2

量計算の基本は,量=数×単位という関係である。しかし,数学で定義した対数は,真数が数なので,量の対数との整合性が問題になる。数の乗除を模倣して組立単位を考えたのと同じように,形式的に量の対数を考えることができる。真数を量にしても,数の部分の対数を考えればいいからである。他方,対数関数の展開項の次元にも誤解が生じているという実態を指摘する。これらを踏まえたうえで,log量とlog(量/単位)のどちらかの表記を適宜使い分けるという方式を提案する。

言及状況

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実際そうなっていますね。 ただ異論もあるようです。 https://t.co/nnMN4GdwQ8 https://t.co/W27eTzVrQU
@ac_moonpalace 良いと思います。1やxに限らず高次項も含めて冪展開して、そのすべての次元が揃っていないと足し算ができないので、指数関数の指数xは無次元量に限ります(対数関数は別です、参考https://t.co/7fD4gCdrUn)。指数とは位相ですね。wt, kx, xp/ħ, S/ħ などなど。
無数化して計算すれば問題ないです。 ここにその事例があります。 https://t.co/nnMN4FVnC0 https://t.co/Fr3GkFRQqR
実際、現代科学の中でも、指数の肩に名数を付けることは出来ないというのは間違いだとする主張があり、S科学と同じ立場に立つ人がいます。 https://t.co/nnMN4FVnC0 ここでは対数で説明していますが、内容は同じです。 https://t.co/Ee8XvjAnOY
それは既に取り払わるべきという主張が現代科学のサイトに見られますね。 https://t.co/9eA6zNqW3E https://t.co/hPWmWvmu3X
参考にどうぞ https://t.co/RThAhkSTvV

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