著者
遠藤 浩士
出版者
公益社団法人 埼玉県理学療法士会
雑誌
理学療法 - 臨床・研究・教育 (ISSN:1880893X)
巻号頁・発行日
vol.22, no.1, pp.3-8, 2015 (Released:2015-01-09)
参考文献数
9

スポーツ現場において,理学療法士がスポーツ選手や愛好家などを対象に活動するためには,スポーツの競技特性を捉えることが重要であり,スポーツ外傷・障害の予防と復帰後の競技パフォーマンスに取り組むべきである。2020年の東京オリンピックという大きな大会でスポーツ活動支援を行うためにも,理学療法士が今「何をするべきなのか?」また「何が出来るのであろうか?」。その問いに対しては,スポーツ活動をこれから行う子供や現在行っている子供からスポーツ活動を継続的に行っている選手に至るまで,地域ごとに対象者を取り巻く環境整備などに取り組んでいく必要がある。「スポーツ」という大きな括りとしては,選手のみならず監督・指導者といったスポーツ現場と,医師・理学療法士を含めた医療現場との連携が必要である。さらにスポーツ活動支援を充実するうえでは,理学療法士という職域を超えた知識や技術が求められる。

言及状況

外部データベース (DOI)

Twitter (15 users, 15 posts, 12 favorites)

2020 年東京オリンピック・パラリンピック競技大会での スポーツ活動支援を行うための理学療法士の役割,教育,展望 https://t.co/5pVirdSzGy これくらい真剣に考えてる人いるのかな。鍼灸師のオリパラへの支援方法や役割についてさ。
2020 年東京オリンピック・パラリンピック競技大会での スポーツ活動支援を行うための理学療法士の役割,教育,展望 https://t.co/K2SY7UPvYi とても興味深い論文。技術の進歩だけでなく、こうしたサポートや医療などとの連携による整った環境作りが益々重要になるね。

収集済み URL リスト