著者
田上 恵子 内田 滋夫
出版者
公益社団法人 日本アイソトープ協会
雑誌
RADIOISOTOPES (ISSN:00338303)
巻号頁・発行日
vol.66, no.8, pp.277-287, 2017-08-15 (Released:2017-08-15)
参考文献数
26
被引用文献数
6

キノコは放射性セシウム(Cs)を濃縮しやすいと報告されているが,キノコの種類及び生育環境の違いにより移行の程度が異なると考えられる。しかし,東電福島第一原発事故に起因する放射性Cs濃度の汚染レベルが地域により著しく異なるため,キノコ中の濃度だけで種類別に移行程度を比較できない。そこで,グローバル・フォールアウトに起因するキノコ中の137Cs濃度に着目し,自然環境下にて生育した43種類の野生キノコについてランク付けを行い,放射性Cs濃度が低い種類を推定した。今後の野生キノコ採取の再開に向けて有意義な推定ができた。

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メモ 後でチェックする 論文 自然環境下において放射性セシウム濃度が低いキノコの種類の推定 https://t.co/D2hvsbV7Bv
放医研でこのような調査をしたようです。キノコの種類によっての濃度の違い。 時間あれば、一度検証されることを希望します。特にキノコの濃度と土壌の関係。https://t.co/1bRagoZqXX https://t.co/kqwqi3Fyhq
論文(無料,日本語): 自然環境下において放射性セシウム濃度が低いキノコの種類の推定 https://t.co/CqH7WikMe2  2017年、田上(放医研)ら。自然環境下で育てた43種類の野生キノコの137Cs濃度に着目し、放射性Cs濃度が低い種類を推定した。

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