著者
本間 拓実 松行 美帆子
出版者
公益社団法人 日本都市計画学会
雑誌
都市計画報告集 (ISSN:24364460)
巻号頁・発行日
vol.16, no.4, pp.378-382, 2018-03-08 (Released:2022-06-08)
参考文献数
6

都市公園法第5条改正により、都市公園への飲食店をより設置しやすくなった。本研究では、すでに飲食店を設置している都市公園13公園を対象に、管理担当者へのヒアリング調査より、その効果や、設置が行われている公園の特徴、事業者の取り組み内容、運営開始前後の課題を明らかにすることを目的とする。効果としては、賑わい創出があるが、使用料による収入は貴重な収入源ではあるが、維持管理費の多くを賄うほどのものではなかった。課題としては、設置過程においては、管理者・事業者・周辺住民といった主体間の調整、管理者・事業者双方の経験と情報不足から起こる課題が発生していることが明らかになった。

言及状況

外部データベース (DOI)

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都市計画学会の興味深い論文がありました。実際飲食店の出店された公園には憩いの場の創出、利用者層拡大、利便性向上などの効果が認められています。 またLRTが建設され、多くの公共施設に隣接する駅東公園は十分に飲食店の出店の条件を満たしていると言えるでしょう。 https://t.co/QAEcOIsA6u

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