著者
秋山 純和
出版者
理学療法科学学会
雑誌
理学療法科学 (ISSN:13411667)
巻号頁・発行日
vol.20, no.1, pp.69-73, 2005 (Released:2005-06-30)
参考文献数
9

理学療法を行う際に留意すべき臨床検査値と薬物療法の副作用について解説した。細胞成分では,赤血球数,ヘマトクリット値,ヘモグロビン,白血球数,血小板数,血漿成分と血清成分では,尿酸,尿素窒素,クレアチニン,血清蛋白総量,A/G比,総コレステロール,遊離脂肪酸,中性脂肪,血糖値,血清酵素,電解質,抗原,抗体について理学療法時の注意を述べた。各種薬剤における副作用では,抗癌剤,副腎皮質ステロイド剤,糖尿病治療薬,強心薬,β遮断薬,抗不整脈剤,降圧剤,利尿剤,気管支拡張薬,睡眠薬,抗不安剤,麻酔剤,鎮痛剤について理学療法に関係すると考えられる症状を述べた。薬物療法の作用時間では,理学療法評価が不正確になったり,運動療法との相乗効果により重大な副作用につながる可能性があるので注意が必要である。

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➡️MCV(平均赤血球容積) 赤血球の大きさを判断する 基準値:83.0 ~99.9 ➡️MCH(平均赤血球血色素量) 赤血球に含まれる血色素量を示す 基準値: 27.0 ~34.0 ➡️MCHC(平均赤血球血色素濃度) 赤血球に対する血色素濃度を示す。 基準値:30.5 ~36.0 参考: https://t.co/YCc96gNnhS

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